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まさかの麻生KY特需?漢字本が1位に

定額給付金の評価が上がらず、景気テコ入れの空転ばかりが目立つ麻生太郎首相(68)だが、意外なところで経済効果を及ぼした。オリコンが調査した19日付の「本」ランキングで「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(二見書房)の売り上げが4万3232部(推定)を記録した。前週6位から一気に首位を奪った。著者の出口宗和さん(63)は「感謝してるけど、この現象は首相の言葉に重みがない証拠」と指摘した。

 「みぞゆう」「ていまい」など首相就任以来、KY(漢字読めない)を連発する麻生氏の効果で漢字本が大売れしている。昨年2月15日に刊行した「読めそうで読めない間違いやすい漢字」という240ページの本が、19日付のオリコンの「本」ランキングで1位に輝いた。5〜11日に全国で4万3232部を売り上げて、昨年末に41位→12日付で6位とランクインしてわずか3週でトップを奪った。

 刊行した二見書房では「麻生首相のおかげです。13日も1日だけで全国の書店さんから1万5000部の注文が入って電話とFAXが鳴りやまない」と麻生KY特需を素直に喜んだ。本の表紙の「正しく読んでるつもりが実は……」と刷り込まれた吹き出しも麻生氏を暗示しているようだ。現在12刷で、累計では42万部と勢いは止まらない。

 著者の出口さんは笑顔を見せながらも「思いがけず本が売れ、私にとって麻生さんはとてもいい人。でも、この本が売れるということは、麻生さんの言葉に力がない証拠かもしれない」と複雑な心中を語った。

 漢字を読み間違うことはよくあることだと話す。ある知事は何度も「脆弱(ぜいじゃく)」を「きじゃく」と読んでいるが「誰も注意しませんからね」と出口さんは笑う。小泉純一郎元首相(67)について「小泉さんも読み間違いはあったけど『自民党をぶっつぶす』などの印象に残る言葉の方が話題になった。出てくる言葉に力がないから麻生さんは読み間違いなんかがニュースになる」と出口さんは指摘した。

 出口さんが最も心配するのは、麻生首相が得意という外交。「間違って、まったく意味の違う言葉を同時通訳されたら国際的な信用を一気に失いかねない。『ひんぱん』を『はんざつ』とその国の言葉で訳されたら大変ですよ」と指摘した。最後に出口さんは「麻生さんの秘書官に言いたい。マイクの前に立つ前に、麻生さんに文書を読み聞かせるリハーサルをしてほしいです」と、事前チェックを欠かさないようアドバイスした。

参照元:nikkansports.com